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男として、父として〜664g超低出生体重児、NICUとその後〜

父親になるとはどうゆうことなのか、体験と共に綴ります。664gで生まれた超低出生体重児のNICUでの記録とその後をパパ目線でお伝えします!

急展開!娘が3か月も早く生まれました!

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皆さまこんにちは!

 

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いやー、7月ですね!

子供のころは、7月は夏休みが始まるワクワク感とプールに

入りたい放題で、服装もTシャツ短パンで、こんなにいい日々は無いと

7月最強説を唱えていましたが、今はそうでもありませんね!

 

 

さて、4月に始まりました、おとちちブログ。

フトシのこと、奥さんのこと、私の周りにいる人たちのこと

 

などなど、父になる為に、そして真の男となる為に

20数回にわたり書き綴ってきましたが、

 

 

いよいよ新たなターンに入る日が来ました。

 

 

 

 

うまれました。

 

 

 

生まれました。

 

 

 

 

産まれました。

 

 

 

 

Futoshi was born!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

2016(平成28年) 6月28日(火) 13時37分

 

 

いやー、ついに来ましたね!この瞬間が!

よくぞうまれてきたぞ、わが娘よって感じですね!

 

 

私に似て、せっかちで、前に出たがりなのか

予定日よりも、

3か月も早い不意打ちでした。

 

 

 

「はえーよ!」って

ついツコッミを入れたくなりますが、

うまれた瞬間に、父性がメラメラと沸き立つこのこの感じ

なんなんでしょうね?

 

 

フトシ、安心してください

あなたは最強のボディーガードを無条件で手に入れましたよ

という、行き過ぎた親ばかを展開しまくる前に、

 

 

 

出産当日の様子と、

予定日の3か月前に生まれるとは、どうゆうことかを整理しておきます。

 

 

 

これまでの妊娠期間中、母体(妻)にも赤ちゃんにも大きな異常は無く

妊娠7か月を迎え、里帰り出産をするために、産婦人科を変え

いよいよ準備をし始めた、というのが前回のブログです。

(2016年6月25日アップ)

 

 

新たな産婦人科では、

・帝王切開になること

前置胎盤であること(赤ちゃんに栄養をおくる胎盤がお腹の上の方になければならないが、下の方にあること)

・羊水が少なめなこと

・大きめの病院で入院しながら、出産時期を待つこと

 

を先生から告げられたのですが、

 

 

フトシも元気で、妊婦界では良くある事なので

すぐに産むなんていう話にはなりませんでした。

 

 

状況が変わったのは、新たな産婦人科に行った翌日日曜日です。

 

 

妻が

「胎動を感じられない」

つまり、フトシが今日は動かなかったと言ったのです。

 

その時私は、妻を安心させるために

「大丈夫、フトシはお休みしているだけだよ」

と言って、妻のお腹に耳を当て、フトシの心拍を確認しました。

 

しかし、次の日の月曜日には

またしても胎動を感じられず、私が耳を当てても非常にわかりにくい心拍となっていました。

 

 

これはいよいよ、ただ事ではないと判断し、

翌朝近くの産婦人科に、私も同伴で行くことにしました。

 

 

つまり我が家は、3軒の産婦人科にお世話になったということです。

なんと珍しい。

その珍しさゆえに、搬送された救急病院では、担当の先生が経緯をつかめず

「そんなにたくさんの産婦人科に行かないでください」と叱られる始末。w

 

 

 

さて、翌朝

普段と同じように朝食を食べ、普段と同じように掃除ロボットをセットし家を出ました。

 

朝10時に開院する病院に、ちょっと迷って9時45分に到着。

受付で説明をした後、先生の所に案内されました。

色黒で子煩悩な感じで、パソコンはポチポチ打つ先生です。

 

いつも通り、心拍を確認します。

お腹にジェルを塗り、手持ちの機械をぐるぐるしながら、先生がフトシを探します。

いつもと同じです。

 

ドク・ドク・ドク・ドク・ドク・・・・・・・

 

 

「あー心音聞こえるー、良かった、、、、、、、、、、、、、、、いや、心拍遅くない?」

 

 

すると色黒の先生は、

「かなり心拍が遅くなっています。通常お腹にいる赤ちゃんは160/分くらいですが、ほら、80/分くらいになっています」

 

 

80/分って!

弱っているということ?

かなりやばいってこと?

 

 

っと思っていると、

心拍が130/分になり、良かったと思う間もなく先生が

「これは、大変危険な状況です。すぐに大きな病院にいって検査をしてもらってください」

 

されるがままとはこのことです。

 

一時的に心拍が回復することがあっても、いつ弱くなるかわからない状況だからすぐに精密検査をする必要がありました。

 

先生が救急車を呼び、病院を探している間に

私は、妻の実家と私の職場に連絡。

妻は、もうそこにいるのがやっとといった感じで

みるみる不安で顔色が悪くなっていきます。

 

 

救急車が到着して、20分くらいで大きい病院につきました。

その車内では、妻を安心させようと、ベテラン救急隊員の人が

「俺の奥さんも出産したら、生理痛が楽になったからよ」

とか本当に温かい言葉をかけてくれました。

なんと行き届いたホスピタリティ。

 

 

そんな車内で私は、

「アメリカだったら、救急車って有料だよな~」

とのんきな事を考えていましたが、

 

日本に生まれてきてよかったと改めて感じました。

 

 

 

さて、大きな病院に到着後すぐに

妻はストレッチャーで診察室に運ばれました。

私も後を追うように、妻に声をかけながら診察室へ向かいました。

 

診察室では、再び心拍の確認。

なかなかフトシを見つける事が出来ず

苦労していましたが、フトシを見つけると

やはり心拍が弱っています。

 

さっき確認した時よりは、心拍があったようですが

通常、心拍が上がる乱れはあっても

下がる乱れはないそうで

 

お医者さん方の顔つきも変わってきました。

 

 

「緊急帝王切開です」

 

 

なんという響きでしょうか。

緊急に帝王の切開をする。

 

そもそも帝王切開の語源はなに?などと思う暇もなく

またここでもされるがままです。

 

 

ちょうど、妻の両親も病院に到着し

医師の説明を一緒に聞きながら

自分の娘が緊急事態であることに落ち着いてはいられない状況。

 

 

私も、何回署名したかわからないくらい名前を書きました。

不動産で家を借りる時にやたらと名前を書かされるあれの何倍も!

 

 

ちなみに説明と言いましたが、

緊急のため、順番にとか悠長な感じではなく

ばばばばっばばっばっばっばばーーーーー

です。

 

 

麻酔のこと、輸血のこと、後遺症のこと、命のこと、とにかくサインしました。

妻もフトシも助かることを願って。

 

 

ストレッチャーに乗せられ、妻のあふれ出る涙を見ていると、

自分も泣いてしまいそうになるのをこらえながら

不自然なくらい極端な笑顔で妻を見送りました。

 

後に妻に言われた事は

「どっしり構えていてくれてよかった」です。

不自然な笑顔が、こうゆうときに功を奏したわけですね。はい。

 

 

 

ここまで、

近所の病院についてから、およそ2時間。

2時間に、感情と行動がこれほどまでに詰め込まれたことがあったでしょうか。

怒涛とは、こうゆう時に使うものです。

怒涛の2時間!

 

 

 

さて、手術を待っている間に、

自分の両親や職場やら、妻の職場やらに片っ端から電話した後

妻の両親とコンビニで買ったサンドイッチとおにぎりを食べ(案外食べれた)

渡された、緊急ポケベルが鳴らない事を祈りながら待ちました。

 

 

そうこうして、1時間位たった後

看護師さんが小走りで駆け寄ってきて

「お子さん生まれました、見ますか?」

 

 

え?みれんの?

かなり小さめじゃないの?

大丈夫?

 

 

と思いつつ、

 

 

病院の廊下に

透明のケースに入り

自分で呼吸ができないので

先生が持っているポンプの力を借りながら

ラップに包まれ、ペットボトル位の、赤い、小さいわが子がそこにいました。

 

 

私の第一声は「かわいい~」だったそうです。

(自分では覚えていませんが、看護師さんが後で教えてくれました。)

父と娘の対面は案外早く、妻よりも早く訪れました。

 

 

すると看護師さんが、

「写真撮りますか?」

 

 

え?とれるの?

いろいろ大丈夫?

 

とまたしても驚きつつ

 

じゃ~

 

といった感じで、バシャバシャと撮影。

 

 

 

なんというか、哺乳類に父になったな~

毛が濃いな~、7か月なのに、髪の毛濃いな~

あれ?まつ毛もはえてない? 目が横長だな~、

 

 

とほのぼのしておりました。

 

 

そうこうしていると、

緊急の時にだけ鳴るといわれていたポケベルが鳴りました。

 

 

完全に気を抜いていたせいで、動揺しまくりで妻の手術部屋へ。

 

 

すると、小柄な女性の先生が出てきて

「・・・今手術が終わりました。奥様も無事です」

 

緊急の時だけって言ったじゃ~ん!

 

とは言えず、妻の無事と頑張りにただただ感謝しました。

 

 

 

 

その後、妻が病室に帰って来てから

お腹を切ったせいで痛いのに、水を飲めずにのどが渇くはずなのに

今日起こったことを、妻がベラベラしゃべりはじめました。

 

それはそうです。何の準備もしないまま、ママになったのですから。

不安いっぱいで手術を受けて、今無事なのですから。

 

今日の事、これからの事をいつも以上に面白く、いつも以上に真剣に話をしました。

 

ちなみに、妻は手術の事は全身麻酔をしていたせいで全然覚えていないようです。

 

 

 

 

 

 

体重が664g、身長が30㎝で生まれてきたわが子は、

今、NICU(新生児特定集中治療室)にいます。

 

産まれて5日、呼吸補助器や点滴などいろいろなものにつながれながら

1秒1秒をしっかり生きています。

 

なぜこんなに早く生まれてきたのかは、まだ検査中でわかっていません。

そもそも、一般的にもあまり解明されていないようです。

 

生存率も90%以上で、後遺症の残る確率も下がってきています。

医療費も、行政からの助成対象で、家計が大打撃を受ける事はありません。

 

ただ、早く生まれてきただけなんです。

 

超未熟児と言われ、最初こそ小さいですが

成長して、ほかの子と同じようになるとも言われています。

 

もちろん、ほかの子よりリスクがあるのも

成長が遅くなる懸念があるのも事実です。

 

 

しかし、そんなこと言ってられますか!

彼女はもう生まれたんだから。

 

 

5日しかたっていませんが、

妻が頑張って絞った母乳を飲みます。

生後3日の山も越えました。

 

 

周囲より超えるハードルは多いかもしれませんが

そんなの関係ありません。彼女は彼女です。

 

 

そして、私はそんなわが子の為に

男として父として、全力を尽くすまでです。

 

 

N:何を

I:言っても

C:しょうがない、だって

U:うまれたんだから

 

 

男として父として第二章。はじまりです!

 

 

 

妻とわが子と歩む人生が最高にハッピーになることを

ニヤニヤ想像してしまう、日曜日の午後。

 

病院の妻のベッド横にて。

 

 

 end

 

はじめての妊娠・出産安心マタニティブック―お腹の赤ちゃんの成長が毎日わかる!

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